こんにちは、2年会の伊藤です。
今回は今年の6月に行った定例山行の1プレ、蓼科パーティのブログを書いていきます。皆さんあまりブログ書かれないんですね、今年の定例山行が一つもなくて驚きました。かくいう私も先輩に言われて初めて筆を執ったわけですが。
結論から言うと、景色もよく最後まで楽しく歩けた素晴らしい山行でした。が、実際に終えるまで私やCLは数多の不安材料に気をもみました。私がSL初挑戦であること、新歓教化ときて負荷が著しく大きくなる1プレであること、パーティの概要が3年一人、2年3人で1年4人(4人全員女子!)であり体力的な不安が残ること、昨年行った人いわく迷いかねない道があるらしいことなどなど。正直登っていて気が気ではなかったです。この緊張感の中で山行をしている先輩方を心の底から尊敬したくなりました。
ルート概要
0日目:茅野駅に21:56に集合
1 日目:八子ヶ峰―ヒュッテアルビレオ―蓼科山登山口―蓼科山―将軍平―赤谷の分岐―大河原峠―双子山―C1双子池ヒュッテ
2日目:C1双子池ヒュッテ―亀甲池―北横岳―北横岳ヒュッテ―坪庭分岐―雨池峠―縞枯山―茶臼山―大石峠―麦草峠―青苔荘―高見石小屋―渋の湯
₀日目(6/14)
茅野駅に集合しタクシーで移動しました。睡眠時間が限られているので、さっさとテントを張ってみんな23時30分ごろ就寝しました。
1日目(6/15)
4時に起床、早い。全員が寝不足の下、日の出とともに蓼科登山口を目指して尾根の上を歩いていきます。雪がないスキー場を歩くというあまりない体験をできましたが、ちょっとペースが速かったようで1年生の息が上がっていました。申し訳ない。
朝日とともに尾根の上を歩くのは気持ちいいですね。道も比較的平坦で歩きやすかったです。
その後、8時ごろに登山口に到着しました。ここからしばらくして急登が始まります。
蓼科山は山頂に近づくにつれ傾斜がきつくなっていき、そんな登りが3時間くらい続くので1年生のみんなは大変そうでした。山頂付近になるまでは景色も木だらけのまま変わらないので、ここが一番しんどかったと思います。
山頂には一面大きな岩だらけで平な空間が広がっていました。景色も素晴らしく、長い登りのご褒美として十分だったと思います。ただ、岩には隙間が多いので転びやすいほか、スマホなど落としてしまわないよう注意が必要です。あと下の画像の通りめちゃくちゃ広いので、いろんな景色を見ようとすると意外と時間がかかります。
山頂にわりかし長く滞在し、双子山に向かって下っていきます。登りと同じような急傾斜を下った後、双子山の山頂まで30分程度登りました。
↑双子山からの景色。
この後C1双子池ヒュッテに14:30頃到着しました。予定では19時就寝でしたが、2日目も朝が早いということでなんと1年生たちから早めに寝ることを提案されました。1年生たちしっかりしすぎですね。すごい。そんなわけでちょっと早めに就寝して2日目に備えました。
2日目(6/16)
朝は1:00に起床。早すぎでは?ワンゲルではこんなもん?そうですか…
2日目最初は、双子池ヒュッテから亀甲池に向かって真っ暗な山道を行くことから始まりました。道中に分岐はなかったのですが、先がよく見えず道に迷わないかひやひやしました。本当に怖かったです。ペース自体は問題なく3:18に亀甲池到着、といっても暗くて何も見えなかったので写真はないです。
次に北横岳山頂を目指して登り始めました。途中で小雨に降られてしまいましたが、幸いすぐに止んでくれました。
↑いい景色だったのですがあいにくの曇天。早朝というのもあって肌寒かったです。
5時過ぎに山頂に到着。ここからは一度雨池峠まで大きく下り、縞枯山と茶臼山を目指しました。ロープウェイ山頂駅周辺から縞枯山荘にかけては道が整備されていて歩きやすかったです。
縞枯山と茶臼山はそれぞれ30分、15分程度の登りで山頂に到着しました。
上が縞枯山の展望台、下が茶臼山の展望台からの景色です。どちらもかなり簡単に登れる割に景色が尋常じゃないくらい素晴らしく、パーティ全員この景色を見て一気に元気を取り戻しました。ここだけの話、私もワンゲル関係なくまた行きたいと思ってますし、これらの山は本当に楽しいのでおすすめです。
ここまでかなり登って下りてを繰り返しましたが、実はまだあります。大石峠、麦草峠を通り一度車道に出て白駒池まで行った後、なんと高見石小屋までまた登るんです。またか…と心情的に結構しんどいんじゃないかなと心配していたんですが、1年生たちは全然元気そうでした。ほんとすごい。
最後に、高見石小屋から渋の湯まで2時間弱ほど下りました。
画像の通り序盤が結構な岩場でだいぶ歩きにくかったです。さすがにみんな疲れてますしね。雑談を交えながら下り、13:30頃に下山しました。
こうして振り返ってみると、なんだかんだ充実した山行でした。1年生たちが元気に歩けていたことにいろんな面で助けられました。みんな去年の私よりもずっと体力あると思います。私去年1プレ行ってないですけど。ほとんど触れていませんが、2年生2人はずっと安定して歩いていて頼りになりましたし、3年生のCLには的確な指示で何度も助けてもらいました。皆さん本当にありがとうございました。
最後に、ここまで駄文にお付き合いいただきありがとうございました。ほかの記事なども読んでいただけると幸いです。