2018.8.28-9.1 本合宿 北アルプス表銀座

こんにちは、前の記事に続いてよもがご報告させていただきます。

前回、3月末でありながら6月の日光の山行記録を書いていた僕ですが、あることに気がつきました。

本合宿の記録が一つもない!!!本合宿のパーティ5パーティあったんだけど……。

というわけで、本合宿のパーティの中で(自称)一番楽しかった北アルプス表銀座パの報告します!

メンバーはCLよも、SLふじわら、その他3年のこすこすとおかもっちゃん、新入生がわたる、こたき、ゆーたろー、はまちゃんです。なんと野郎パで2年生がいないという特殊なパーティ編成でした!

 ルートは中房温泉~燕岳~大天井岳~槍ヶ岳~上高地の 予 (詳細は後程)

 ではでは、移動日。中房温泉についた我々。雰囲気よさげ。移動日にしてみんなで温泉に入浴させてもらいました。他の人がいなかったので、実質貸切。ぬるめのお湯が最高。そしてこのテン場のなにがいいかって、温泉地だから地面が温かいのだ!夜中も快適に寝られました。この後いろいろな事件が起こることもつゆ知らず……

そして1日目、朝食を食べて出発!ところが、はまちゃんの具合が悪そう。どうやら朝食に買った筋子おにぎりが地熱で腐っていたみたいだ……いきなりのピンチ!だが、ここで1年生の本領発揮!はまちゃんの荷物を分配して持っていってくれることになった。さすが1男!優男!男の中の男!さらに、おかもっちゃんが持ってきていた梨のおかげで、はまちゃんが徐々に快復!いいチームプレーだ!(おいCL、お前は何かしたのか……?)

なんだかんだで合戦小屋に到着。スイカが名物と書いてあったが、3年は全員一致でカップ麺を頼む。山のカップ麺はうまい!

そして燕山荘に到着!ご立派な小屋だった。そしてガスから現れる燕岳!いやぁかっこいい!!一番間近で見たかった山だったので1日目にしてCLは満足してました。

荷物をデポって出発!途中いるか岩やメガネ岩を通って山頂!

言葉にならないほど感動。CLが感傷に浸っている一方で、ゆーたろーは勝手に岩に登って足を滑らせてた……。怖い……。

燕山荘に戻ってきて、各々好きなことをできた。小屋のケーキをいただくリーダー組、奥に見える山の同定をするわたるとゆーたろー、雷鳥を探すこたき、Tシャツを選ぶはまちゃん、黄昏れのこすこす、そして一服するおかもっちゃん……。

優勝!

あと僕のとって初のブロッケン現象みました!うれしい!

翌日、西岳まで一気に行くルート。朝日を拝む一行。

喜作レリーフあたりのはしご近くの岩場は意外と怖い。そして風がすごくて休憩できねぇ……。こたきはまた雷鳥を探してる。

大天井岳に到着。ガスはあれどまあまあ晴れ。大天井ヒュッテでおしゃれにコーヒーを嗜むメンバーがちらほら。こたきはまだ雷鳥を見つけられず。

そしてヒュッテ西岳到着。テント設営して休憩。ここでわたるとゆうたろうが小屋に散歩しに行く。その隙にふじわらが取り出したのはなんとカップ麺!またカップ麺食う気か……僕にもください。お湯を沸かしているとわたるとゆーたろーが戻ってくる。なんと彼らは小屋でカップ麺を食べてきたそうだ……。ふじわらのカップ麺を一口ずつもらうメンバー。するとこすこす、「(カップ麺が)止まんねぇな!!!」って行ってテントを飛び出す。小屋にカップ麺を買いに行ってしまった……。どんだけこのパーティカップ麺好きなんだ……?山のカップ麺の魔力はすごい。そういえば、ゆーたろーとわたるは雲間に一瞬だけ出た槍ヶ岳を見たそうだ。これ以降槍ヶ岳の姿を見た者はいない……。

そして事件は深夜に起こった。轟音で目が覚めてしまった。時刻は0時くらい。外は大雨。テントポールが折れそうなほどの強風。そして、光に包まれるテント内。雷だ。ずっと鳴り続けている。鳴っていない瞬間がひと時も無いのではないかと思えるほどであった。怖かった。そのうち落雷に撃たれて死ぬかと思った。隣のテントで寝ていた人も含めて3年を全員起こした。優柔不断の僕は小屋に避難するか相談して決断するしかなかったのだ。ここでおかもっちゃんが一喝。「避難するに決まってるだろ!」その言葉に救われる僕。こうして深夜の大避難が決まった。1年を起こして小屋に移動することを伝える。必要な荷物をまとめ、レインを着て小屋に移動した。雷のせいで小屋までの1分も妙に緊張した。そして小屋に逃げ込む。当然ながら入り口に誰も人はいなかったので、勝手に入り口の広間に居させてもらった。窓から見た常念岳はいくつもの稲妻に包まれていて、恐ろしかった。だがこれも自然の神秘であると思えて、美しさも感じられた。その後、シュラフカバーにくるまって過ごした。小屋も寒かった。僕はほとんど寝られなかった。ただ寒い。3時間ほど経って雷が弱まった。これはチャンス。テントに戻ることを決めた。再びの大移動が始まった。テンバに戻ると目の前の光景に愕然とした。テントが一つ無くなっていたのだ。飛ばされたらしい。斜面の少し下のハイマツに転がったテントが引っ掛かっているのが見えた。とりあえず、残っていたテントに全員で入り、残っていた火器と朝食を作って温まる。みんながみんな浮かない顔をしている。朝食が済んで、しばらく様子を見ることにした。おかもっちゃんは小屋で寝てくるそうだ。まあ無理もない。1つのテントではゆっくり休むには不十分だった。少し雨風が落ち着いてきた頃、僕とふじわらで飛ばされたテントをなんとか取り戻そうという話になった。ハイマツの中をかき分けていくふじわら。テント下までのいいルートをみつけてくれた。彼はいざという時に頼りになる。

……ここで僕はあることに気が付いた。

この一晩の出来事だけ書きすぎじゃね!?あまりにも印象深い出来事だったんで、つい興が乗ってしまいました……。840文字ですよ!最高だった1日目の部分より書いてましたよ!このまま暗い部分書き続けてると4月の新歓にも悪影響出てきそう……。ということで、続きを話すと、テントを頑張って引き上げて、おかもっちゃんが小屋のご主人にいろいろ話しておいてくれて、ご主人が優しい対応してくれて、メンバーの元気が出てきて、槍沢ロッヂにエスケープすることになりました。以上。

(雷に包まれる常念岳の動画撮っておけばよかったなぁと後悔してます……)

 そして、11時頃出発。さっきサラッと書きましたが、翌日以降の天気もあまりよくなさそうだったので、槍ヶ岳アタックは諦めて、槍沢ロッヂに降りることにしました。誠に残念。はしごと渡渉箇所が滑りそうだったのがちょっと怖かった。あと、別の登山者さんから熊の目撃情報を聞いたときも怖かった。まあ何事もなく槍沢ロッヂに到着。この日の出発前に予約してあったのでチェックイン。スタッフさんから説明をうけてこのロッヂのすごさに気づく。まず第一に風呂があること。山小屋なのに風呂があるのだ!とても気持ちいい……。次に乾燥室がある。全身びしょびしょだから本当にありがたい。そして調理場がある。ダイニングもある。布団もある。自販機もある。漫画のおいてある休憩室もある。ここを天国と呼ばずしてどこを天国と呼ぶのだろうか?そして、僕らが泊まらせていただいた別館のような建物は、この日は僕ら以外誰もいなかった。つまり貸し切り状態!最高。普段は家から一切出ないと噂されるあのふじわらが「家にすら帰りたくない」というレベルだ!ああなんかもうやばい。夕飯も日にちが短くなったことで余ったものとか、各自が持ってきたお楽しみのものとかのおかげでやたら豪華!

そしてこの日は播隆祭という行事の前夜祭だったらしく、山の歌が聞こえてくる。よきかな。わたるとゆーたろーはその宴の二次会に参加していたそうだ。いい交流できたみたい。

さて翌朝。上高地に向けて出発。そして到着。特に触れることなかった……。

上高地もあまり時間なかったけどよかった。他の北アルプスパーティも予定より早く下山したみたいで、帰りの電車で会えました。他のパーティも散々な目に遭ったみたいです。ただ雷鳥は飽きるほど見たらしいです。こたき悔しさにより発狂。

とにかく思い出に残る本合宿で僕の農工大ワンゲル人生が締められてよかったです。計画してよかった!パーティメンバー、僕の中途半端だったプレゼンに乗ってくれて本当にありがとう!そして計画に携わってくれた方々ありがとうございます!

そうだ、ヒュッテ西岳であんなに天気が荒れたのは台風が接近してきていたからというのもあると思うんですが、その台風の名前が「チェービー」っていう名前らしいんですよ。で、「チェービー」の意味が「燕」。皮肉なものですね……。

 

 

 

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