2022.08.27-30 本合宿 常念山脈(大野P)

どうも、 3年会の宮田です。

早いものでもう引退ですね…。寂しすぎて実感沸かないです。今回はタイトル通り、8月に行ってきた本合宿のご報告です。

(本当いつのブログ書いてんだって感じですね 。遅くなって大変申し訳ございません! )

私たちは8/27-30に常念山脈を縦走してきました。燕岳から大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳を経て上高地に下るルートです。

今回のメンバーはこちら!

・CLまなふぃ(3女)

錬成からのCL続き!常念は高校時代のリベンジ。高校時代から鍛え上げたその体力はワンゲル女子最強?

・SL宮田(3女)

その食欲は真夏でも衰えを知らない。

・ゆうちゃん(2女)

3年顔負けのしっかり者。ワンゲルのおしゃれ番長。

・りかちゃん(2女)

気遣いの神。トレランが好き。

・ありせ(1女)

最近新しく一年女子が入ってきて嬉しそう。今回こそ綺麗な景色が見たい!

・こんぬー(1男)

このほぼ女子Pに放り込まれてしまった唯一の男子。ありせにつけられたあだ名は「森の妖精」。

以上6人。何とも平和そうなメンバー。

今回は予約なしのテント場が埋まる可能性を考え、早めに中房温泉まで向かう。前日まで上高地で泊まり込みバイトをしていた近野氏と松本で合流し、12時頃に中房温泉に到着!

現地では小雨がちらほら。悪天候もあって人も少なく、テント場利用者は誰もおらず…。始発で来たのに~

早く来たので就寝時間までかなり暇。これから少なくとも2晩は風呂に入れないので、とりあえず温泉に入ることにする。まだ1ミリも汗かいてないけど。

入ってみると、赤湯(苗場)を経験済の錬成苗場組の2名はその綺麗さに感動。シャワーに鏡、ドライヤーまであった。

温泉を堪能した後、何人かは小屋の飯をいただく。山菜うどん美味しかった!

お腹は満たしたものの、就寝までまだまだ暇だったので持ってきたお菓子で菓子パを開く。開いてしまったが最後、なんとここで持ってきたつまみの全てを消費。(荷物軽くなったね!)近野氏はバイト終わりなのもあり、少しお疲れのご様子。1人端っこで寝ていた。就寝時間までぐだぐだして、そのまま各自のテントで就寝。

翌朝(?)午前2:30、起床。

温泉地のためか思ったよりテント内が暑く、特にV4勢は気持ち良く寝られなかった様子。雨が降っていたのでテントもびしゃびしゃ。テント持ちの人重くてごめんよ…

まだ真っ暗の早朝3:30に入山します。ありせはこの日初めてのヘッデン行動でした!わくわく!

待ち受けるのは高低差1500mの登り、雨、11時間行動。(錬成かな?)

折角の本合宿初日、何とかテンションを上げようとポジティブ思考に切り替える。「登り1500mは3高尾(1高尾=599m)ないくらいだし、そう考えれば余裕かも!」byりかちゃん(←高尾山を約40分で登った猛者)

流石人気の北アルプス、登山道が整備され錬成(苗場)とは段違いに歩きやすい。順調なペースで登り進める。

まだまだ登って森林限界を突破し、燕山荘に到着。噂通りの立派な建物でした!いつか泊まりたいね〜〜

ここで一時的に荷物から解放され、 2名がサブザック、他メンバーは空身で燕岳ピストンを行います。

重い荷物から解放され、景色も急に開け、雨も止み、メンバー一同満面の笑み。ちょっと小走り気味で燕岳到着!山頂でぱしゃり。

山頂から降りる時、下遠方に猿発見!ここでありせ氏「猿と同じポーズで写真撮ってもらっていいですか?」

奇跡のツーショット(遠い)

燕山荘への帰り道、どこからか「ああ…天国が終わる…」と悲痛な嘆きが。

天国も束の間、またフルザックで燕山荘を出て大天井岳に向かう。しばらくは歩きやすい平坦な道。

雷鳥もたくさんいました。本当に人間に対する警戒心が0で驚き。丸々としていて可愛い。

癒しも束の間、地獄は突然訪れる。目の前に立ちはだかる大天井岳と300mの登り。既に行動時間は10時間越え。疲れた身体にこの登りはきつい…!他の登山者の方々にも励まされながら、一同最後の力を振り絞る。

到着!!!

大天荘。綺麗な建物!

大天荘まで登ると急に霧も開け、最高の眺め!槍ヶ岳の見える絶好の場所にテントを張る。

荷物の重かったCLは若干高山病気味とのこと。お疲れ様です(TT)

そこから1時間ほど休憩して元気のある者は近くの大天井岳山頂に。残りは翌朝も登るとのことでお留守番。朝の天気が嘘のような晴天!

テン場に戻るとそろそろ夜ご飯の時間。初挑戦のミネストローネ、めちゃめちゃうまかった。乾燥野菜こそ正義。

メンバーが天気図を書いている間、凍えながらミネストローネを作るリーダー2人。

そこでSL、あることに気がつく。明日の出発時間、日の出時刻より大分早くない?大天井岳着いても真っ暗では…?

かと言って明日も脅威の11時間行動予定。(錬成?)出発時間を遅らせることもできないのでやむなく大天井岳はカットすることに、、今日行けなかった人本当にごめん…

ご飯を食べ終え、テントの外に出るとまたまた絶景!

皆ぞろぞろとテントから出てくるが、あまりの寒さに耐えられず早々と退散。寝る準備をします。

寝る直前、もう一度外を見てみると空は満点の星!!今夜はいい夢が見れそう。


天の川がはっきりわかるほどでした。最高のテン場!

翌朝、時刻は4時半。またまた良い天気!

テントを畳み出発。段々空が白んで、浮かび上がる槍ヶ岳がかっこいいことといったら。

目前に広がる雲海に、一同大感激でした。

感動のあまり 後ろのありせと語彙力0の会話を繰り広げた記憶。ありせは前回初参加の八ヶ岳で終始ガスガスだったので、良い景色を見せられて本当によかった!

まさにリアル君の名は。重いけど一眼持ってきてよかった。

左手に雲海、右手に北アルプスを臨む最高の稜線歩き。この時間にこのルート、完璧すぎて計画を立ててくれたCLまなふぃに感謝しかない。

まさに、究極の非日常。人生で見た景色で間違いなく1番綺麗でした!

下に見える赤いのが常念小屋。目の前が常念岳。

そのまま常念小屋まではほぼ平坦or下りの歩きやすい道だったものの、立ちはだかる常念岳に絶望する一同。この既視感、農鳥小屋前と同じだ…!

しかも常念小屋を過ぎたら8時間ほどトイレもない。トイレとの別れを告げ、いざ登りへ!

登ってみると、意外に岩岩としていてちょっと楽しい。しんどいけど。

そして山あるあるなのが、登る時見えている山頂らしきものは大抵山頂ではない。奥に真の山頂があるのがお決まりである。

2時間ほど登り続け、とうとう山頂に到着!

向かい側に槍ヶ岳が見える。

人が多かったので写真を撮って早々に通り過ぎたものの、良い景色だった!

SLはこれで今日の山場は超えたと思っていました。この時は。

次は蝶ヶ岳!まずは常念岳を下る。山頂過ぎてすぐの下りがかなり急坂だった。

ここを右側に下る。

いや結構下るな…と思いつつどんどん進み、そこからまたピークを2つ超える。SLは2回目のピークでしんどすぎて急激にペースダウン。荷物を少し移動させてもらい、蝶ヶ岳まで最後の登りに向かう。(情けねえ、、、)

既に行動時間は10時間近く。バテバテのSLをよそに2人は休憩中も元気そう。かわいいね。

良い笑顔!

途中でベニテングダケにも遭遇。

中野が喜びそう。

着いた!蝶槍!

もうすぐかと思いきや、意外とまだ蝶ヶ岳まで距離がある。時間は既に15時。この時すれ違った常念行きのおじさんが無事着けたのかだけがちょっとだけ心配。常念までかなり距離ありましたよ…?

ようやく、蝶ヶ岳ヒュッテに到着…!!

さっきまでの晴れ間はどこへやら

長かったー!!!!すみません、SLは疲れすぎてしばらく動けませんでした。まなふぃチェックインしてくれてありがとう。

蝶ヶ岳ヒュッテ。有名な小屋ですが、ガッスガスで何より寒すぎてほとんど写真がなかった。また晴れてる時に来たいね。明日も雨予報なので天国はここで終わりかな…

翌朝。やはり雨でした。真っ白ですがとりあえず蝶ヶ岳の山頂標識で写真を撮り、出発!

道はドロドロだし樹林帯で景色も変わらないので、時間が経つのが遅い。人ともすれ違わないので、スマホに入っている曲の中からSLが独断と偏見で選んだテンションが上がりそうな曲を流しながら歩く。
こんな天気でも、山で聴くBUMPは最高です。

びしょびしょになりながら、何とか徳沢まで到着!あとは上高地まで平らな道を歩くのみ。

ここら辺で小雨になってきて、上高地らしい景色も見え一同のテンションも上がり始める。

上高地らしい道。

観光地エリアに到着!!上高地の元住人・近野氏に上高地を案内してもらいながら喜門次小屋で川魚を食べたり、

河童橋で写真撮ったり、アイス食べたりコロッケ食べたり行動食の余り食べたりしてました。なんかずっと食べてるね。

あと、そんなこんなしているうちに奇跡的に晴れ間も見ることができた。もう完璧だ!!

思う存分上高地を満喫して、一部の人は松本のビジネスホテルに連泊、翌日松本を観光して帰りました。ちなみにお腹を空かせたビジホ組はこの日の夜、全員ビックマックを買ってホテルで爆食い。大都会松本でビックマックを大量注文するでかザック女子集団、さぞ奇妙な光景だったに違いない。

翌日は松本城に行きました

この本合宿をもって、2022年度の定例山行はすべて無事終えることができました。現役全員にとって初めての定例山行で、また人数の少なかった3年は常にリーダー地獄でしたが、思い返してみても夢のように楽しい半年間でした。今になって、新型コロナウイルスによって本来の活動ができなくなった先輩方の悔しさが痛いほどわかります。私たちが活動できるよう尽力してくださった先輩方には本当に感謝しかありません。

中の人は今回が最初で最後の本合宿だったので、まだ何回も行ける後輩たちが羨ましい!夏休みは半分山に住んでるんじゃないかレベルで山に行っていましたが、研究室に収容されている今振り返ってみると本当に貴重な日々だったなーと思います。

後輩の皆さん、残りのワンゲル生活思う存分楽しんで下さい!!そしてここまで読んでくれた物好きな新入生は是非ワンゲルへ (^^)

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