「安全第一」2016年度部長より

皆さん、こんにちは!久々につぶやきます、ぶちょーです。

新入生の皆さんは入学して早2ヶ月になります。ワンゲルでの生活には慣れてきたでしょうか?2年生、3年生は、錬成・本合宿を前に充実した日々を送っていることでしょう!笑

さて、前期も半分を経過したということで、年度初めに作ったスローガンがどれだけ達成出来ているのか、はたまた出来ていないのか、振り返ってみようではありませんか。

今年度のスローガンは以下の3つです。
1.安全第一
2.楽しく登る
3.情のあるワンゲル
現役のみんなは覚えていましたか?今日は、特に1つ目の「安全第一」をクローズアップしてみましょう。

安全については、農工大ワンゲル、結構厳しいですよね。計画面では、検討会でのOBの方による審査、顧問の先生のチェック、そして大学側の最終確認。突破しなければならない壁は3つもあります。さらに、自ら教え合う各種講習会やトレーニング、これらも山で正しい判断をするためには欠かせないものです。

振り返ってみると、年度初めは、ちょっとした連絡忘れや書類の不備が目立ちましたね。その都度、ヒヤリハットの積み重ねが重大事故を招く、という言葉を思い出し、自らに言い聞かせた事を覚えています。最近はどうでしょうか?これから2年生がチーフリーダーを務める山行もあります。2年生は是非、それが例え小さいものでも、我々と同じミスはしないぞという気持ちで臨んでみてください。そして、3年生はチーフリーダーとサブリーダーの両方をやるくらいの気概を持ちたいですね。そして、錬成・本合宿、成功させましょう!

 

まずは、講習会を振り返ってみましょう!「3年、ヤケに質問やら補足やらしてくるなぁ」と感じた人もいるのではないでしょうか笑。現在、講習会は先輩方の尽力のおかげで、大方資料も完成しております。ですので、私は1から資料を作らなくてもいいと考えています。重要なのは、資料内容をきちんと理解し実践すること。そして、内容をアップグレードしていくこと。1から作る手間を省けるからこそ、その浮いた時間で「個別具体的なシチュエーションを考える」こともできますね。

例えば、火傷を負った時、下界であれば多量の流水で冷却します。しかし、山の上で同じ処置は出来ません。そこで、山ではどうしたら良いのかという疑問が生まれます。これは、部会で議論しましたね!そこで出た答え?がラップでくるくる巻きにするというものでした。湿潤療法という今どきの方法を参考にしたものです。

ところで、ラップ持っていくんですか?なんて声が上がったのを覚えています。そこなんですよね〜。持って行ってもいいでしょうが、こんな事をしていたら、想定されるものはなんでも持っていかなければならないですよね…。そんなんじゃ脳がありません。今持って行ってるもの、あるいは他の用途として使っているけど、実はラップの代わりになるもの…そんなものはないでしょうか?例えば、ビニール袋とか。衛生面を指摘されるなら、除菌するなり、あらかじめ医療用に用意しておいたものを使うとかすればいいのでは。ビニールなら他の用途にも使えますし、荷物にもならない。ビニールを巻きつつ包帯を巻いてしまえば、ラップによる湿潤状態を作り出せるのではないでしょうか?(あくまで、私の考えであり、万が一の場合の話です。良い子は真似しないでね)。こんな風に、より実践的な視点で捉え直してみるのも面白くありませんか?

こうしたちょっとしたアイディアを、先輩方が作ってくれた資料に追加していくことで、年を重ねる毎により良い資料が出来上がっていけば良いなと思っております。

 

次に、承認会。承認会ってなんだ⁈って後輩もいるかも知れませんね。ザックリ言うと、承認会は、検討会よりも前に開かれる会で、CLとSL、そして3年生以上の部員で構成され、自らで計画の精度を上げていこうというものです。2014年度までは義務だったのですが、部員の計画技術が向上した事や、効率的な計画検討を行うために、努力義務へとなったのです。

しかし、今年度はそれを復活させました。基本的に承認会は行おうというスタンスを取る事にしたのです。理由は、次の通り。3年生が少ないため、本合宿までに2年生にもリーダー経験をしてもらいたい、かつ計画のイロハを早目に知ってもらいたいという、3年の力のなさが挙げられます!2年生、大変な思いさせてごめんよm(_ _)m確かに時間はかかりますが、やっぱり承認会をやるに越した事はないんですよね。努力義務とはいえ、今後2年生がリーダーをやる際には、是非ともやってほしいです。生きて帰るための努力なら、お安い御用、そう思っています。

 

最後に、トレーニング。今年のトレーニングはなかなかハードです。昨年、私がトレーニング係をやっていた時よりも遥かにキツい。でも、嬉しいことです、笑。

私が1年生の頃は、全員が全員トレーニングに参加している訳ではありませんでした。その代わり、トレのメニューはハードで、来ている人はより強くなる。また、先輩方は人数も多かったので、体力のある人がそうでない人をフォローし易い状況だったと思っています。

ところが、私達の代はたった4人にしかいません。3年生になった時、この人数で後輩をフォローし切れるか、不安が募りました。そんな中、我々当時の2年会4人がトレ係に就任しました。目標に掲げたのは、トレーニングへの全員参加です。だからと言って、強制参加も今どきじゃないですよね、笑。どうしたら自ら参加してくれるだろうか、あるいは参加したいトレーニングってどんなものなのだろうか。4人は考えました。運動が苦手な人でも嫌にならずできる程度まで、負荷を下げる。ゲーム感覚のメニューを導入する。1人じゃ出来ないメニューをやる。その甲斐あって、ほとんどの部員が参加するまでになりました。これは、私達にとっては大きな一歩でした。トレに参加しようというムードを作れたわけですから。

さて、我々も3年生になるにあたって、トレ係は1つ下の代に譲ることになります。その際、課題として「実感できるトレ」を目指してほしいと伝えました。鍛えられていると感じれば、少しキツくてもやり甲斐を見出せるものです。しかも、幸い今年の新入生は強いのです。キツ目のトレにも食らいついてきてくれる。20分間走では、私より速い新入生もいる。いや〜、やっぱり負けるのは悔しいですよね!負けじと上級生も必死になる。2年生トレ係も、なかなかスパルタでキツいですが、楽しくもある、そんなトレを出来ている気がしています。もちろん、いろんなレベルのメンバーへの配慮は必要ですけどね。

ですので、トレにおいても着々とステップを踏めているという感覚です。1年次・2年次でこれだけ意欲的トレをしている後輩は、1年後・2年後、何処へ行くのか楽しみです(^-^)きっと、私達なんかよりずっと面白い事やっちゃうんだろうな〜悔しい‼︎笑
案の定、長々と語ってしまいましたね。失礼しました。そして、最後まで読んでくれた皆さん、ありがとうございます!

これからも、講習会やトレ、そして検討会がより良いものになるように、知恵を絞り出していきたいと思っております。

次回のテーマは、「楽しく登る」です。暇になったら書くので、また読んでください。それでは‼︎
文責 佐野翔平

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