はいどうも〜満身創痍の松原です〜
もう4月ですね。そして3年生も完全に引退しましたね。
ワンゲルに入部して3年も経つのかーと思うと感慨深いです。
4月になってまでブログを更新しているとは思いませんでした。まじで笑う。
このブログを見た新入生!
ぜひワンゲル沢P、雪山Pへ!連絡待ってます!
メンバー紹介!
CL 「何感極まってんだよ笑」で余計泣きそうになったわ、かがみ
SL 満身創痍 腰治ったと思ったらアキレス腱痛い松原
1年 いつでも賢○タ○ム DAS
1年 キレ症 ちゃたに
そしてOBの石川さん、平口さんに着いてきて頂きました。
記録へ〜
〈移動日〉
11時にジャンボの修理のため、倉庫にDASと松原が集合。もう一度言う。
“ボロボロの”ジャンボを修理するためである。あのテントはなんとかした方がいい。
テントのポールは通らないし、臭えし、もう色々めんどくさい。ははは。
買い出しを行い、武蔵家に飯を食べに行った。
ちゃたにが登場。あれ11時集合???
「わすれものないかふあん」が今回の名言
立川~東小金井が大渋滞していたらしく15時半頃にかがみが工部へ。
出発は少し遅めの17時となった。
かがみの運転で安曇野ICへ向かう。
夜飯は安曇野COCOS。会計はグッパで多いほうが支払うことに…
現役が多数派。まじで面白かった。
かがみの運転で扇沢ゲート前に到着した。尾根の取り付きの6.5km手前に幕。はぁ。
「もしかしてゲート開いてんじゃね?」の言葉も相まって絶望した。
明日の地獄の林道歩きを待って就寝。
〈1日目〉
起床。絶望と共に起床。
扇沢までフルザックで歩く。OBさん曰く林道がラッセルじゃないだけましらしい。年末年始の山行では除雪されておらずこれより長い距離をフルザックで進んだそうだ…
2時間弱歩いて扇沢へ到着。とりあえず(これが安易だった…)アイゼンを付けて入山。
尾根の取り付きは以外とわかりやすく壊れかけた橋を少し進んだ位置の緩傾斜の斜面から。
入山写真、SLはリップクリームの塗り過ぎで唇が石原さとみに負けないとぅるとぅる感を醸し出している…きめえ…
扇沢から幕営適地(2215m付近まで)は急な登りをこなしていく。
雄大な鹿島槍ヶ岳はまだ見えず爺ヶ岳南尾根から爺ヶ岳南峰の稜線が見えている。
やっぱ赤ガッシャーの規模感おかしいよね。冬シュラがでかすぎるのか、個装が多すぎるのか真相は闇の中である。
当然トレースはなし。
この時期に扇沢まで歩くバカなんてそういない。だってだるいっしょ。
ここまでは交代でごりごり進んでいく。
途中あまりにもふかふかのためほとんどのメンバーは雪がまとわりつくとの理由でアイゼンを脱いだ。
1800m~2000m地点からは景色がひらけ、岩小屋沢岳~鳴沢岳~赤沢岳の稜線が見える。鳴沢岳の岩壁の威圧感がハンパじゃない。どう見ても今行ったら死ぬ感が満載である。
ここから少しクラストしているとのことでアイゼンを着用。結構ガリガリ。下山は注意が必要である。3年はラスト山行になるので、かがみと共に開脚。稜線がいかつすぎて開脚なんてちっぽけなものに見えた。
最後の急登をこなすと今日の幕営適地に到着する。予想通り平地でラッキーなことに驚くほど無風~
ブロックは南方面に設置し、幕営を開始。食雪用に土嚢袋に雪を確保するが、この動作が半端なく腰に悪い。やめてほしい。
結構早めに着いてしまったので雪壁の偵察か雪上での確保技術についての講習をしようということになる。明日の雪壁も気になるが、確保技術はこういうところでしかできないということで監督の石川さんより講習を受ける。スノーバーによる支点の設置、スタンディングアックスなど…3年の2人は1年のときに土樽の斜面で練習をしたことがあったがほとんど忘れていた…
2時間半程で終わり飯へ~
大場と買い出しを行ったが脳死していたため、量が少なかった。ごめんなさい。
牛カルビご飯とパスタをかっくらい満腹で就寝に向かうことができた。
昼間は最高に晴れていたのに、夜トイレに外に出るとガスガス…明日は天気が悪いのかとか思いながら就寝。
〈2日目〉
2時半起床。前日早く眠れたが、6人いるので場所が狭かった。笑
そこまで寝れていないが、朝飯にパスタを食う。相変わらず美味い。
昨日雪(いやあられか)が降ったみたいで、雪面に気持ちの悪い模様が多数。
アイゼンを履いて4時に出発~
2400mの核心の雪壁まで向かっていく。途中雲海が顔を見せる。その綺麗さは周りの雪景色とマッチしてて今年度一レベル…
核心の岩壁に到着し見上げる。思っていた以上に大きく、垂直で30~40mありそう。
取り付きまで雪が禿ており、雪面にアイゼンがささらずピッケルを全力で刺して進んだ。
オーダーは山行前に決めていたので、石川さんリード、ちゃたにビレイでFIXを張っていただいた。ここでSLはまじでう○こがしたくなる。蓮華ピークか懸垂支点でう○こしようと心のなかで決めてやった。
無風のため大声でのコールが通る。
かがみと松原「ロープあと半分でーす!!!」
石川さんにルーファイとランナーを取っていただいている間、下部では写真を取りまくっていた。ダブルアックスがかっこよくて下からは輝いて見えた。
ロープが引かれていき、石川さんの「FIX完了―――!」が聞こえる。かがみから登攀開始。「登ってーーー!」が聞こえたのでSL登攀開始。
最初にすこし岩が露出している部分があり、アイゼンの爪をしっかりと利かせないと登れなかった。石楠花?ハイマツ?帯は雪が乗っかっている部分もあり、まとめて踏んだり、樺に足をのっけたりしながら1ピッチ目の登攀は終了した。
自分がセルフを取ったと同時に石川さんが2ピッチ目の登攀開始。1ピッチで行ききりたかったそうだが、少しトラバースがありここで切ったそうだ。
自分が登った後は大場、平口さん、ちゃたにの順で登ってきた。
某渋「中間支点延長されてて結構回収がだるかったっす」
かがみは2ピッチ目のビレイと自分は1ピッチ目のロープ回収のため、後続のメンバーを先に行かせた。
2ピッチ目はクソみたいな今にも崩れそうな斜面をトラバースした後、ハイマツを頼りに乗越して終了。死にそうなハイマツに捨て縄が巻いてあった….てか多分あれは死んでる…
ピッチでFIXしている石川さんは登攀してハイマツを乗越すメンバーを激写してくださっていた。ビレイ点にも捨て縄があり、懸垂支点はここかなーという結論となった。
かがみが登攀完了で核心の岩壁は終了。帰りの懸垂と下山が待ち受けているがあとはピークの景色を楽しむのみ!
2ピッチ終了から東尾根の合流地点までがそこそこザレており、足を滑らせたら大沢方面へ真っ逆さまである。怖い怖い。石川さんから貸してもらったストックと自分のピッケルをしっかり利かせながら登っていく。
自分が先頭だったはずの列はいつのまにか自分が一番後ろでかがみが先頭になっていた。東尾根に合流してからはテンションが上がり過ぎていたらしい。笑
偽ピークをいくつか超え(3個ぐらい?)蓮華岳のピークに到着した。
言葉では表せない、強いていうならば “すげえ” 笑
北方面には後立山連峰の山々、鹿島槍の左側から唐松がひょこっと顔を出し奥には巨大な白馬が…南には穂高連峰、槍がくっきりと見えていた…
去年の夏歩いた稜線がほとんど見えているのはとても感動的で雪山がいっそう好きになった。10月頃までは雪山のモチベねえとか言っていた3年2人一致でこの感想です。
山は最高。
ピークでは写真をこれでもかというほど写真をとりまくり、1ピッチ目のビレイ点から楽しみにしていたいちご大福をかがみと食べた。うまい!!!!
上裸もあるけど載せないでおきますね♡
脱いだ服を着て(?)下山を開始、東尾根との合流付近のザレの下りは精神をすり減らした。登りはたいしたことなくても下りバカ怖いってあるあるな気がする。
安全に下った後、2ピッチ目終了点から懸垂を開始する。おそらく1ピッチ60mで懸垂は可能そうだが、無理ならば下の方で待っているとのこと。一番太い生きている木に捨て縄を巻き、懸垂ロープをセット。
石川さんから順に懸垂開始。懸垂を待つ間SLは念願のトイレ。最高だった。
暖かすぎておねむなかがみで浄化しとく。
懸垂し終わり、ロープを回収しようとするとスタックしているよう…全力で引っ張ったがなかなか降りてこないので石川さんがフリーで上がり引っ張ることに…
屈曲していてうまく降りてこないようで石川さんが登った位置からは少しずつロープが降りてきた。
自分と石川さん以外はテン場に帰宅。
二人で全力疾走して帰った。
2時半には出たいとなるが、腹も減ってるし、下部と林道は最悪ヘッテンでも…という結論に至り、パスタを貪った。うますぎる。
下山は爆速。かがみと石川さん筆頭にワカンでゴリゴリ下っていく。にしても早すぎる。未確認生物が誕生したのもこの下山。鳴き声を聴きたい人はぜひワンゲルへ。笑
扇沢についてからまたもや林道歩き、反省会をしながらだべっておけばすぐ着くでしょうとのことでポクポク歩いた。
今回がワンゲルラスト山行になるんで、反省会にて自分の感想・反省述べた後、石川さんの「おい!松原泣くなよ!」でもっと泣きそうになった。まじで良くない。おじさんは涙もろいのです…
下山してから今年度雪山Pお疲れということでゲート前にて写真を撮る。ああ終わってしまうのか…
下山してから安曇野近くの温泉で汗を流し、(体が臭すぎて引いた。1週間以上山に入っている人の体の臭いって…)恒例BIGBOYへ。笑
みんな意味のわからないぐらい高いものを注文しだし、謎のグッパ支払いルールをまたもや導入。自分と石川さん以外の皆に、支払いを任せた。笑
だべっていたが、店員さんにまあ追い出せれたという言い方が正しいのか?店を後にした。
その日どこで寝たのかはまあ想像して。人によっては社不と呼ぶでしょうが、僕はそれを認めません。最高の寝心地でした。笑
かがみの運転で東京まで速攻。朝マックのグリドルはそんなに美味しくなかった。15時には府中に着き、ピザ食べ放題グラッツェへ。17時半頃まで貪り続けた。
以上で山行のブログは終了。
蓮華岳でラストのブログとなるので、1年を振り返っておきたいと思う。
ああまた長くなってしまった…
都内日帰り限定が解禁され、従来のワンゲルの活動が取り戻された矢先、同期は半数の6人が退部…2月から組んでいたリーダーもまた1から組み直しとなった。CL2回、SL2回のはずが、1人4回以上をやることになってしまった。ため息しか出なかった。
まあそんなことはどうでもよくて、3年6人となってからのワンゲルの活動が忙しくて大変だったが、とても楽しかった。12人いた頃より団結力?(笑)も上がった気がするし、集まる頻度も上がった。引退してから山を登らないといっていた大野でさえ「山行きたいー」と言っているほどだ。
2022年度は人生の中で1番に数えられるほど楽しかったし、辛かった1年でもあった。授業はほとんど行かなくなるし(自分の責任か?笑)、正直飽和状態でアップアップだった。全てのことを放り出せば解放される?あれ?と何度も思ったことか…下級生に技術と伝統を引き継ぐ役目がある以上手を出したら下がることはできない。
引退してからさらに難しい、面白い、楽しい山にいけると考えたら、学生生活のすべてを捧げても全然惜しくなんかないという気持ちで一心不乱に計画を立て続けた。一緒に計画を立ててくれたかがみには感謝してもしきれない。
ワンゲルは僕の大学生活だと思う。山に行き続けていたためそんなこと考える余地もなかったが、蓮華岳最後の反省会で視界がぼやけているのを感じて本当に”ワンゲル”が、”山”が好きだったんだなと感じた。
ワンゲルでどれだけ山に行き、頑張るかは人次第だと思う。自分も山に行きまくったわけではないのでなんとも言えないが、学生生活で何をすべきなのか(まあ勉強はしたほうがいいと思うねんけど)迷っている人がいれば部室に行って、部員に山の楽しさを聞くといいと思います。たぶん人生変わります。笑
最後に。
ワンゲルの都外への活動を復活させてださり、応援してくださったOB、OGの皆様本当にありがとうございました。
現役のみんな、こんな頼りない主将に1年間着いてきてくれてありがとう。
3年生のみんな、リーダー大変やったけど1年間乗り切れてよかったです。これからもぜひ山行きましょう。
正直こんなこと書くの始めてでくっそ恥ずかしいけどブログを書くのが最後になるのでなんか書いときます。笑
3年間ワンゲルで活動できて本当によかったです!!
ありがとうございました!!
では!!(みんなブログ更新してね~笑)
オツカレサマデシタ◎