04.16-17 新歓プレ 雲取山

 

長いようで短いような冬が終わり、様々な鳥のさえずりが僕たちを楽しませてくれる春がやってきました。冬眠していた重い体をどっこいしょして今回登ってきた山は東京都の最高峰、日本百名山の一座でもある雲取山(2,017m)でございます。今年のワンゲルがここから始まる…!

パーティーメンバー:Mr.ヒデ(CL)、ホイ・コーロ、サノマルGT、カンタ(SL)

 

15日金曜日の夕方にぐだぐだと準備会を終わらせ、それぞれの自宅へ解散。各自パッキングを済ませ、16日の朝早くにほとんど始発の電車に乗り、西武秩父駅へと向かいました。

西武秩父駅に到着するやいなや、サノマルさんが買ってくれた自販機のフライドポテトをみんなでむさぼりながら、改札を抜けて、頭上を仰ぐと広がる爽やかな春の空。春だ!春が来たぞーぃ!

そんで、そこからタクシーさんに乗り約30、40分ほど山道をぐねぐねと登る、登る…..。 乗っている最初のうちは楽しそうに話していたサノマルさんとホイさんでしたが、途中でホイさんと僕は車酔いでダウン気味に…。そうこうして到着した三峰ビジターセンター(登山口)。この時僕たちはまだ、この先に待ち構える困難を知るよしもなかった….。

 

今回は珍しく4人パーティという少人数だったこともあったのか、すいすいと山を登っていく。冬山に少し行っていたこともあったのか思ったより体が軽い。いやというか荷物が少し軽い? 僕の後ろでひたすら英語オンリーで会話をしているサノマルさんとホイさん。それを後ろから見守るヒデさん。僕はというと、木の穴の巣にいる鳥を見たり、遠くに見える鹿の後ろ姿を見れたりと、サブリーダーの特権を楽しみながら登っておりました。

そうこうしているうちに地蔵峠の付近でお昼ご飯をとることに。お昼ご飯はMr.ヒデ考案のピタパンのサンドウィッチです。

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めちゃうまいんだな、これが。

トマトソース(?)ととろけたチーズ、そしてそれらを引き立てる可愛らしいプチトマト。酸味と旨みのコラボレーション。めちゃうまでした。ごちそうさまです。

 

一時間ほどゆっくりと昼食をとったり休憩したあとに再出発。しばらく歩いていると(お清平あたりかな?)僕たちの前に奴が現れました。

 

奴? 奴って・・・?

 

 

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(  ゚д゚ )

 

 

近い、かなり近い。4,5mの距離にいます。ていうか全然逃げません奴ら。人間慣れしてるみたいですね。どうやら雲取山の周辺には鹿がたくさんいるそうなのです。ここまで近距離で野生の鹿をみたのは初めてです。つぶらな瞳がキュートです。お尻のハート型の白いもふもふ毛をちょー触りたかったです。

鹿さんとお別れして、しばらく坂を歩くと、女坂と男坂の分岐。か弱くて華奢な僕たちは平坦で楽な女坂を行くことにしました。そして女坂を登りきるとようやく一日目のキャンプ地、雲取山荘に到着。

 

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さっそく夕ご飯のすき焼きドーン。今回も考案はMr.ヒデ。もうなんというか、山あるまじき豪華さですね。肉の分量ミスで食べ放題かってかんじなぐらいすき焼きをたらふく食べました。山を満喫して一日目は終了。

 

僕が異変に気づいて目を覚ましたのは日付の変わるかどうかの12:00手前。明らかに風の吹き方がおかしい…強すぎる。テントが吹き飛ばされそうなくらいの強風が襲う。スマホの情報によると風速20mあったとかなかったとか。この時あたりから風が強すぎておそらく誰も寝ていない、ヒデさんを除いて。停滞を考えるレベルだった。朝の四時になっても風は弱まらない、というかちょっと強くなってる。どうしよう。不幸中の幸いは雨が降っていないことだった。とりあえずトイレに行きたいのでテントを出る僕。その時、突如吹き出す突風。ヤバい飛ぶ、……いや今なら飛べる!そう思った。

 

結局停滞はせずに早めにテン場を出発し、先を急ぐことに。最初の一時間ほどは強風の暗闇の中をヘッデン行動。結構怖かったです。そんでもって一時間かそこらで雲取山山頂に登頂!

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雲取山山頂(2,017m)

朝日は雲で隠れてしまって薄暗く、風が吹き荒れていました。雲取山でピーク写真を撮って足早に次の道へ。このあたりからはただもくもくと下ったり平坦な道を歩いたりしていた。2、3時間歩いた北天のタルのあたりから強風に加えてついに雨が降りだした。お昼ご飯のパンも皆寒くてなかなか食べようとしない。もうこうなったら早く下山するしかない。パーティ一行は下山後の温泉を目標にひたすら下山ルートを歩いて行きました。

 

山行も終盤に突入し、サヲラ峠を通過してひたすら標高差700mほど一気に下る。ここがくるんだな、膝に。最後の最後でいじめられたカンジでした。ひたすら濡れて滑りやすいつづら折りの道を下り、あらかた下りきって休憩している時に、なんと晴れ間が! やった!晴れた!なんで今更晴れるんだよ!ちくしょう(歓喜)! といった複雑な感情を抱きつつ撮った写真がこちら

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各々がフリーダムなポーズをしてますね

このあと下山をして、「のめこいの湯」という温泉に行って、雨と風で冷え切った体を芯から温めてまいりました。いい湯だった……やっぱり温泉のお風呂上がりはコーヒー牛乳に限りますね!

今回はなまった体にムチを振るった山行となりました。今年も一年頑張って行きましょう!

著:カンタ

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